十干とは?十干の語源

 
 

十干とは?

  十干のもともとは、日の順序を示すための符号であったと考えられます。つまり、一ヶ月を上旬・中旬・下旬と、三つの旬にわけた場合の、ひとつに含まれる10日間を示す記号でした。第一日目を甲、第二日目を乙、第三日目を丙…と使ったのです。

  日本でも、戦前の小学校においては、生徒の成績を表す記号として通信簿に記載されたり、また徴兵検査の際に甲種、乙種、丙種などのように使われていました。本来、単に順序を示す符号としての十干は、後に五行説(木・火・土・金・水)と結びついて、複雑な読みと意味をもつようになり、吉凶や縁起、また、さまざまな迷信や俗説を生じさせる原因にもなりました。

十干の語源

甲(こう)

  草木の種子を蔽う厚皮のことで、種子がまだ甲皮を被っている状態。

乙(おつ)

  草木の幼芽が伸長しえないで屈曲している状態。

丙(へい)

  草木が伸長してその形体の著明となった状態。

丁(てい)

  草木の形体の充実した状態。

戊(ぼ)

  草木の繁茂して盛大となった状態。

己(き)

  草木が充分に繁茂して盛大となり、かつその条理の整然となった状態。

庚(こう)

  草木の成熟固結していきづまり、自ら新しいものに改まっていこうとする状態。

辛(しん)

  草木の枯死して、新しくなろうとする状態。

壬(じん)

  草木の種子の内部に、新しいものがはらまれる状態。

癸(き)

  草木の種子の内部にはらまれたものが、しだいに形づくられて、その長さが測られるほどになった状態。