暦注・九星・六曜について

 
 
暦注・九星・六曜について

暦注(れきちゅう)とは

  むかしの暦は一冊の本になっており、日付だけではなく、それぞれの日付の下にさまざまな注が記載されていました(暦注のない日付はない)。これを暦注といいます。

  明治六年以前の、まだ太陰太陽暦(旧暦・陰暦)が用いられていた時代には、旧暦の性質上、暦とそれに記載されている暦注が、人びとの生活にはなくてはならないものでした。人々は暦注で初めて、お日柄のことを知り、生活の設計をたててきたのです。例えば、八十八夜の暦注があれば農家の人たちは農作物の晩霜による被害に気をつけた。

 

九星術(きゅうせいじゅつ)

  九星とは、人間の運勢や吉凶の判断に用いる九つの星のことで、現実の天体の星とは関係はありません。九星を五行と方位に配し、これを人の生年にあてて吉凶を占う、というものです。九星術ともいいます。一般に市販されている暦本には、その年の方位図が記載されています。

  九星による吉凶判断は、現代ではますます盛んになりつつありますが、この九星は明治以前の暦本には記載されていません。明治になって、市販の暦本に主として「占い」としてのせられ、これが盛んになったのです。

六曜(ろくよう)について

先勝(せんかち)

  午前中は吉、午後は凶。先んずればすなわち勝つ。

友引(ともびき)

  朝晩は吉、昼だけ凶。凶事に友を引く。勝負なき日。

先負(せんまけ)

  午前中は凶、午後は吉。凶事に友を引く。先んずればすなわち負ける。

仏滅(ぶつめつ)

  仏も滅亡するような最悪の日。

大安(だいあん)

  万事に吉。成功せざることなき日。大変めでたい日。

赤口(しゃっこう)

  正午(12字)の刻だけ吉、朝夕は凶。祝い事は大凶。火の用心。